'21年1月時点で半導体製造の世界シェア1位(50%)、米中だけでなく世界をそして自動車産業をも巻き込んだ半導体戦争。その中核になっているのは台湾のファンドリー各社。また、コロナ過を早期に抑え込んだ政府と国民との信頼関係とオープンでリアルタイムなコミニュケーション。半導体製造(1位)もそうだけれど、離島が多い台湾では5Gは過疎地域から優先配備。コロナでマスクが一挙に必要になったときには各店舗の在庫情報も市井のプログラマーが連携して作り上げたもの。常に5000人規模の市井のプログラマーが国をよくしようと工夫し続けていて、またそれができるオープンな環境が提供されていることと、さらにそれをキッチリ採用していく国家機関とが素晴らしい。これは米中の狭間での国家としての生き残り戦略から始まっているらしく李登輝の時代(もしかするとさらに前?)から進められていたことが今結実しているようです。アジアの中心になるだろうしなってほしい。

顧みて我が国ではCOCOAが半年近く機能していなかった件で、「一部の端末では・・・」という厚労省からの報告であったり報道だったりするのですが、Android端末は「一部の端末」なのでしょうか?  国産メーカーはAndroid端末しか開発製造していないはず。確かに日本の場合には他国では例がないほどi-Phoneシェアが高いしCOCOA登録端末では31%だったようです。最近では中国メーカーのAndroid端末までキャリア採用されているので。。。影響は「一部」なんでしょうけれども。google Androidと付き合うのは大変なようなのですが知っている方にすれば、それも暗黙知での「当たり前」のことなのでしょう。

フラットな世界からアフターデジタルへ、切り口はお金のチカラだけではないように思います。