プロジェクトが混沌とした状態で、やるべきことは数多あるのはずなのだけれど、何から々手を付けてよいのかわからない。それを自分事としてとらえられずに,誰かのせいにしてみたり、判らないことを理由に沈黙することで、火中の栗に手を出さず、責任の一端を担うことから逃げてしまっている状況って結構ありますよね。また、口を挟めば「お前がやれ」と丸投げされることになれば、それも悲しい限りで、心身の健康を維持していくが何よりも重要になってしまいます。
何が重要なのか? 何を優先しなければならないのか? 状況を理解把握して切り口を見いだしたうえで、プロジェクトをその方法に誘導していく必要があります。
ボードにポストイットで書き出して「立ち会議」が望ましいのですが、リモート中心の昨今、如何にして言葉の解像度を高めて「腹落ち」できる状態「わかる」状態にしていくことが「動ける」状態にもつながるのだと思います。
この本の副題は「言葉にする」だけでは仕事は進まない。さらに、序章のタイトルは、雑な言葉からは雑な仕事しか生まれない。これは、やるべきことが明確であるからこそ 日夜、寝食を忘れて没頭できる。(豊臣秀吉) につながると思いました。